!ネタバレ注意です!トゥルーエンド到達後の閲覧を推奨します
写真素材サンプルゲーム
もともとは「そうだ! うちのサイトで配布中の写真素材(※現在は配布を終了しています)を使ったサンプルゲームを作ろう!」という思いつきで作り始めたゲームです。ADVは初挑戦だったので、色々と苦戦しました。でも楽しかったです!
使用写真の主な撮影地は、オーストリアにある村「ハルシュタット」です。いつかゲームに使えるかも!と思い旅行中に撮りまくったものです。ゲームの舞台である村自体も、同村をなんとなくのモチーフとしています。鉱山があったり、湖に面していたり、教会の雰囲気などなど。もちろん、実際のハルシュタットは外界と切断されたりはしていないんですけど、鉱山がやっぱり独特の雰囲気があって、すごく空想をかきたてられる場所でした。いつかまた行けたらいいな。
名前の由来
登場する地名人名の由来一覧です。オーストリアをイメージした世界設定だったので、ドイツ語を多用しました。
ヒュムネ……Hymne。ドイツ語で「聖歌/讃美歌」の意味です。
ダフニス(男)/クロエ(女)*主人公デフォルトネーム……クラシックの作曲家ラヴェルの楽曲「ダフニスとクロエ」から名前を拝借しました。
フェイ*小瓶妖精のデフォルトネーム……fay。妖精(fairy)を表す古語です。
ヨルク……ドイツ語の男性人名です。
シャルロトカ……ポーランドのアップルパイの名前です。
テオ/リーゼ*村の子ども達……同じくドイツ語人名です。
シモン・マグス……古代に実在したといわれる男性です。魔法が使えたという伝説のある、謎の多い人物です。ちなみに、シモンが名前で、マグスは「偉大な」という意味の形容詞だそうです(苗字ではない)。
コンパドーラン*かかし……造語です。響き重視で考えました。
メリー*人形……人形の名前と言えばメリーさんですね!
キャラ設定語りとか
★主人公★
選択肢によってはなんか気持ち悪い性格になる主人公。無個性主人公は楽しいです。初期設定では、ヨルク&シャルロトカの弟/妹設定(結果的に三人兄弟)でした。その頃はまだ電波を受信していなかったシャルロトカです。なぜこうなった。
白黒のフェイスグラフィックを作るのが難しくて、何度も描きなおしました。試行錯誤した結果、普通に顔を描いてその上から塗りつぶしました。
★小瓶妖精★
小瓶に澄む妖精さんです(そのまま)。小瓶には妖精さんが入っていますよね? これって常識ですよね? 性格は明るいナビゲーターをイメージしていたんですが、実際のテキストを書いているうちにすごく率直な物言いのキャラになりました。シャルロトカのことは何故かロトカさんと呼びます。理由は謎です。そしてヨルクのことは呼び捨てです。理由は謎です。
★ヨルク★
オールバックにするかくるっくるなパーマにするかロングストレートにするかの三択で悩みました。パーマもちょっといいかなって思ったんですが、性格が堅めなのもあって、前髪を上げるのが一番しっくりくるかな?と思い、いまのデザインに落ち着きました。けっこう奇抜な服を着ているんですが、あの村の民族衣装だと思われます。実妹であるシャルロトカの服とも似せた……つもりです(自信ない)。初期設定での名前は「リコ」でした。祭司にするかどうかでけっこう悩みました(立ち絵でクワを持ってほしくて)。制作開始時点では、性格ももっと竹を割ったような感じだったのですが、書いていくうちにどんどん割り切れない性格に……。妹が電波を浴びたせいで、常識人としてバランスをとる必要があったのかもしれません。
★シャルロトカ★
ヨルクとおそろいの、眠そうなたれ目が特徴です。彼女の服のデザインは、チロル地方の民族衣装「ディアンドル」を参考にアレンジしています。貝殻のついた帽子と、スカートの大きいリボンを描きたかったやつです。初期設定での名前は「クラウディア」でした。始めはヨルク同様、ドイツ語人名から拝借する予定だったのですが、ポーランドのお菓子シャルロトカというものの存在を知り、思いつきで変更しました。なんかシャルロトカっぽい顔してるな~と思ったので。制作開始段階の設定メモによると、ツンツンしてるけど優しいみたいな性格らしいですよ! そんな妹は出てきませんでした。一体なぜ。
祭司兄妹の髪色、ほんとはグレーにするつもりだったんですけど、その時の気分で青色に塗ってしまいました。ポーヨラのリスト&マリーと被っちゃった。
★大祭司/シモン・マグス★
キーパーソン。チートな性能の魔法使いです。図書館に出現した際には台詞から『』が取れます。OPの小部屋ではいろいろとオブジェクトの解説をしてくれますが、かなり彼自身の主観が混ざっているようです。ちなみに、ヒュムネの外の世界はモノドリとは別世界です(モノドリの世界には「魔術」はあっても「魔法」は存在しない)。ヒュムネの本の外の世界の魔法は、もはや「奇跡」に近いものなので、ほかの作品に出すのはなかなか扱いがむずかしそうです。
クリア後のおまけ
クリア後のおまけ部屋、プレイ評価と間違い探し以外に、実はもうひとつささやかなおまけが隠されているので、暇な人は探してみてくださいな。
ヒント:下のメニューバー。
ヒュムネ制作も今思えばエターナルの海とギリギリの接戦でした。
これのデバッグでエターなりかけた。オルガン許さない。