『ポーヨラ賢者奇譚』の制作について

突然ですが、問題です。『砂漠あらかるた』でずっと制作中の長編RPG『ポーヨラ賢者奇譚』ですが、いったい何年前から制作しているでしょうか?

2015年? うーん、やっぱりそれくらいですかね?

えっもう5年も経ってるんですか? やばいね!

さーて正解は!?

……

…………

……………

正解は、2013年のサイト開設時からでしたー!

(゚д゚)

ちなみに、2013年11月19日に書いたブログ記事がこちら↓


11/19/2013 21:31:33

制作中のゲームのタイトル、
仮題で「メルト」としてましたが、ようやく構想もまとまってきたため、
タイトル本決定しましたー!ぱちぱちぱち。
【ポーヨラ賢者奇譚】です。

(中略)

ラフ描いてるけど、デザインがなかなか決まらず……。
ファンタジーな衣装のデザインってむずかしいですよね。

ぼちぼち頑張ります。


はい。頑張ります。キャラデザ決まってよかったな。 もうすぐサイト開設7周年だなーとか思いつつ、昔使っていたFC2ブログのログを読み返していたら愕然としました。えっ7年? 構想をはじめたころに生まれた子がもう小学生になってるってこと? いやいや、冗談はやめてくださいよ! これで制作が順調なら大作だな~で済むんですけど、まだぜんぜんプロトタイプにすら至れてないわけで……。あれ、私、この7年なにしてたんだろ……? なぜ7年も経ってほとんどなにも進んでいないのか、その原因を究明しないと先に進めないのでは?

それでゆるーく分析してみたんですが、「創作活動」自体は数か月の休止を定期的にはさみつつも、けっこうやれてるなって感じなんですよね。活動を開始した2013年から2020年までの間に、ゲームも5作公開できたし、派生二次作品もいくつか書いたし、コミティアでのグッズ販売とかラインスタンプ作ったりもしたし。しかしですよ、これは裏を返せば、長編作品を作り上げる持続力を保てていないということ……。

要するに、

ポーヨラの制作するぞー → 数か月でだんだん飽きてくる、と同時に短編ゲーム、グッズ、セルフ二次創作のネタを思いつく。鉄は熱いうちに打たなきゃ! 趣味なんだからやりたい時にやりたいことやったほうがいいよね! と自分に言い聞かせて浮気をはじめる → 浮気の完成直前ごろになるとポーヨラの制作がやりたくなってくる。しかしここで投げるのは踏みとどまれる性質らしく、浮気作品はふつうに仕上がる → 燃え尽き症候群で数か月休止 → ポーヨラの制作するぞー(以下無限ループ)。

これだよ!

ここ数年は、リアルの多忙さとか体力の衰えとかで、学生時代みたいな制作ペースは無理だなーって感じたり、完成しない不安におびえるよりもっと今ここに集中するぞって考えたり(かたちのない箱庭にさわる話)していたので、「ポーヨラ賢者奇譚の制作はライフワークってことにして、完成目標日は決めずのんびりやるか~」くらいに思っていたんですよ。

でもいま気づいた。このスタイルやばい。なにがやばいってモチベがやばい。

いま現在、『白夜と魔法のナナカ+』公開直後の燃え尽き症候群を超えて、「長編RPG制作のモチベが戻ってきた」ステージに私はいます。ちょうど『ヒュムネ』の制作を終えたころも、同じような気分でした。でも、正直なところ『ヒュムネ』の制作直後のほうが断然ポーヨラへのモチベは高かった……気がする……! あれ? これってもしかして、こういうことじゃないでしょうか?

なぞのぐらふ

これだー!!


脳内を適当に表現してみたけど、やばい、完全にこんな感じだw だいたいあってる。ちなみに「モチベ総量」がゼロになるとエターです。かなしみ。

誤解のないように書いておきたいんですが、作品自体への思いが薄れたわけではないんですよ。世界とキャラクターへの愛はむしろ7年で増えている。ただ、それもどうなの?っていうか、ポーヨラのメインキャラの双子とかむしろ私の脳内ではすでにラブとかタニカくらいの位置づけになりつつあって、いかん、このままでは馴れ合ってしまいそう……まだギリギリ大丈夫だけど……。たぶん「完成させること」に対するこだわり=モチベ総量みたいなイメージです。このままでは、ゲームが完成していないのに、脳内が「あれ? このキャラと話って既出~? ポーヨラってもう完成したよね?」みたいなアホ状態になってしまう。そして、そのうちモチベがゼロになって消えてしまいそうです\(^o^)/


あーめっちゃ警鐘を感じる……。(心が疲れるので)プライベートではよっぽどのことがない限り「目標の宣言」はしないぞって決めたんですけど、今日このことに思い立ったいまこの瞬間が運命の分岐点。たぶんきっと。ということで、あえて宣言します。


2021年の12月までに、『ポーヨラ賢者奇譚』の「プロトタイプ」を完成させます。完成しなかった場合は、『ポーヨラ賢者奇譚』は(残念ですが)お蔵入りにします。

プロトタイプ:オープニングのイベントと主要なイベント&ダンジョン、エンディングのイベントを作る。パラメータ調整は後回しにして、大味でモンスターとスキルをラストまで形にする。「プロトタイプ」という呼び名はSilverSecondさんのゲームを完成させる作り方から拝借しました。この記事、めちゃくちゃ響くな……モノドリのときは大枠つくってから肉付けするスタイルでつくれていたはずなので、長編でもやればできるはず……! と、自分に言い聞かせつつ頑張りたいです。

いままでの目標日設定と違うところは、↑の期限に間に合わない場合はいっそのことエターにしてしまうかっていう内容が含まれている部分です。これが背水の陣ってやつか。グラフに書いたように、このまま引き延ばしているとモチベーションが下がってよくないなー……と感じましたし、短編や派生作品を「長編制作からの逃避」以外のモチベーションで作ってみたいなって思ったので、期限を決めました。

仮にエターなったとしても、ゲーム制作自体は続けると思いますし、RPGが好きなので制作したいと思います。その場合でも、まあ同じ人間がつくってるものなので、キャラの設定とかもどこそこに活かされてくるんだろうなあと思っていたり。もちろん、そうならないのが一番なので、エターならないよう『ポーヨラ賢者奇譚』プロトタイプの完成目指して頑張ります! キャラ厨だからキャラ動かすぞーっていう心もちでやっていきたい。ポーヨラ特設サイトは、プロトタイプが完成して肉付け作業が進みはじめたら、再公開しようと思います! どさくさに紛れて設定を書き換えてるかもしれませんが、もし気づいてもふれないでやってくださいw


本日の結論:

ライフワークにすべきなのはゲーム制作であって『ポーヨラ賢者奇譚』の制作ではなかった!