雨月つれづれ

砂漠あらかるた国語辞典

タニカ [Tanica]
【名詞】
① 人名。『モノクローム・ドリーマー』の主人公の名前。 ⇒ タニカ・グリーン
② 『モノクローム・ドリーマー』をモチーフとしたイラストや文章などに描かれる茶系の髪と緑系の瞳を有する少女キャラクターなどの名前。
③ 「砂漠あらかるた」の看板娘の名前。

①のタニカと②および③のタニカとの間には、目に見えない分厚い壁が存在しています!


今年もあっという間に6月ですね。紫陽花の花が雨に映える季節ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

わたしはといえば、『白夜と魔法のナナカ+』を公開してから早1年が経とうとしていることに気づいてしまいました! 早い、早すぎる……。2021年後半の抱負は~①夜はいっぱい寝る(睡眠負債をためない)②おいしいと感じるものを食べる(QOLアップ)③ゲーム制作をたのしむ(日々をたのしむ)の三本立てでいきたいと思います。はい。ポーヨラの制作、水面下で楽しくやっております。

NPCをつくったりアイテムを仕込むのが楽しくて、メインシナリオそっちのけで夢中になってしまう……プロトタイプ……プロトタイプとは……。楽しいことはだいたい正義らしいのでこれでよいのだ


私も生活が苦手だ
読書メーターで、星野源さんのエッセイ(そして生活はつづく)の感想にも書いたんですけど、本書に登場する「生活が苦手」というフレーズが心に刻まれていて、いまも頭から離れません。それだ。私が苦手だったモノは「生活」だったのか。ずっと抱えていた、漠然としたなにかに対する苦手意識を端的に表現してくれてありがとうございます、という気持ちになりました。私が苦手なのは「生活」だったのか……ずっと苦手でした。通信簿に書かれるくらいには苦手でした。「料理が苦手」「掃除が苦手」とかいう具体的な話ではないので、なかなか表現がむずかしいのですが、たとえづらい生きづらさがあるというか……。なんだろう、周りと同じことができないんですよ。周りと同じことをしたくない、ではなく、できない、みたいな。たとえば毎朝同じ時間に家を出るとか、天気がいい日は朝に洗濯をするとか、スーパーを(決まった)効率のよい回り方で周るとか、季節に合った服を着るとか、人間にとって快適な環境を整えるとか、そういうのが苦手なんですね。なんだろう、生活のルーティンが苦手みたいな……「日常生活」を「普通」におくるのが苦手です。世間に対する反骨精神みたいなものが邪魔をしてできないのかな?と思ったこともありましたが、そういうわけではなく、私が思った通りに行動すると周囲から怪訝な目で見られるというか……自分の思想や行動が一般的な正解からかけはなれているみたいな。生活行動のルーティンもおかしいので、「この季節/時間/タイミング」では「この行動」をするのが「常識〇=正解!」みたいなクイズに不正解を連発してしまうので、悪目立ちするというか浮くんですよね。いまはだいぶいい感じに生活が苦手じゃない人に見えてるのでは?と勝手に思っているんですが、あまり自信はないです。大人になると多少言動がおかしくても、あまり指摘してもらえないじゃないですか! あ、いま、変人だと思われたんだろうな……と感じることはあります。ちなみに、変人だと思われても、嬉しくも悲しくもありません。物心ついたころから、変人だと思われることは私にとって「普通」なので、とくにどうこう思うことはないです。日常生活が苦手なことが日常生活だ、みたいな。

生まれつき心配性なので、未来のことをあれこれ想像して先回りして対策するのは得意なんですが「私が不安に感じること」ってだいたい常識とずれているんですよ。「私が深刻な問題だと決めつけたこと」に対する不安は大きいのに、日常生活においてはむしろ注意散漫です。物を落とす、忘れる、壊す、失くす、がやたらめったら多いです。手足の小傷とか青あざとかやけどとか、不注意によるケガもめっちゃ多いです(お恥ずかしい話ですが)。ちなみに、いちばんよく失くすものは傘です。梅雨の季節は違う意味で憂鬱です。生涯で傘を紛失した回数ランキングとかあったら、現時点でもおじいちゃんおばあちゃんたちを追い抜いて全国上位5%くらいに入れる自信はあります。最短記録は、雑貨屋さんで傘を買って帰りの電車内に置き忘れてそのまま紛失しました。一度くらい開きたかったものです。席を立つときは後ろを振り返るとか、出かけるときに今日の持ち物の数を確認するとか、あえてお高めの傘を買ってみるとか、持ち手に名前を書くとか……巷で言われている傘を失くさないための対策は一通り試しましたし、気をつけているつもりなのですが、それでもいつの間にか手から消えているのです。

これは関係あるかわかりませんが、空間把握も苦手なので、道とか方角とかも覚えられないんですよね。場所?位置?みたいなものの概念がそもそもよくわかりません。その代わり、なのかは分かりませんが、単語や文章の丸暗記は不気味なくらい得意です(ペーパーテスト以外ではあまり役に立ちませんが。あ、でも、趣味の語学にはかなり貢献しているかも)。本とか映画のあるシーンの台詞ぜんぶ暗唱とかできますよん。

よくそれで創作とか読書とかコツコツ系のものを趣味にできるなって自分でも不思議に感じますが、非日常に関するルーティンには苦手意識がないんですよ。創作活動に関してはむしろ積極的に習慣化しようみたいな気持ちを持てるんですが、なんだろう、本当に「生活」「日常」に関連する物事やルーティンが苦手です。それでも10年前、5年前、1年前の自分と比べたら「いま」の自分は生活への苦手意識は減っているように感じるので、だいぶ生きやすさはましましになりました。生きやすさましましラーメンです。

生活が苦手なことで生きづらさがあった、と書きましたが、同時によかったこともあります。まず、生まれながらにして(?)物語創作に特別な悦びを感じる人間であれたことがひとつ。そして、生活が苦手な自分でも受け入れてくれる、支えてくれる人たちに恵まれたことです。本当、周囲の方には感謝しかありません。ブログを読んでくださっている方も、いつもありがとうございます✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°今日も非日常を生きています!


筆の赴くままに文章をつづっていたら、おかしな方向に迷走してしまいました。

この記事でなにを伝えたかったかというと「傘を失くしてショックです」ということでした。なんだこの無駄な長文。お粗末さまでした\(^o^)/