『帰り道』じゃなくて『孵道』の時点で察するべきだった…とエンドロールの映像を見ながら気づきました。明言されてはいないけど、このゲームって主人公が「孵る」(=産まれる)までの過程をたどるゲームだったっていうことっすよね(たぶん)? 主人公が最初に「クラスメートの男の子」から競争だって言われたりとか、道中で死んでるほかの友達も「クラスメートの男の子」とみんな同じ外見だったりとか、母親の体内での出来事っていう…そういう? 最後の天使みたいな女の人に手を伸ばすのが誕生の瞬間の示唆で、女の人の体が溶けてグロテスクな外見になるのは、生を受けることに対する恐怖の暗示なのかなとか思ったり。神社とおばあちゃんのセリフだけは解釈がわからなかったけど、雰囲気があって好き。山口県だったか、どこかの神社に「生まれるまでの道のり」を再現した洞穴に入れる場所があったような気がする…とぼんやり考えるなどしました。この手のホラーは少し謎が残ったほうが美しいよね。